治験とは?

治験とは、新しい薬を販売するために、新しい薬の開発段階で、

薬の効き目はあるのか
副作用は無いのか

などを調べるために行われる臨床試験の事です。

最近ではまるっきり新しい薬の治験よりも、

海外で既に販売されている薬を日本で販売する場合や、
既に販売されている薬の後発医薬品(いわゆるジェネリック医薬品)を開発する場合

に行われることが多くなってます。

治験の安全性

新しい薬を試すなんて危ないんじゃないの?なんて思われるかもしれませんね。

絶対に安全とは言えませんが、既に同じ成分の薬が使われていますし、
人間で試験をする前に動物で実験しているので、

危険性が少ないことが確認されてから治験が行われますので、

心配はないと思います。

僕も何度か治験を受けましたが、副作用もなく、安全性に問題はないと思ってます。
(ただ、何回も採血するので血管に注射針の跡が残ります^^;)

※万が一副作用が出た場合は、治験を行う製薬会社の補償が受けられます。

治験の段階と対象者

治験は大きく分けて3つの段階(フェーズ)に分かれます。

1.第1相試験(フェーズ1)

この段階は、主に安全性を確認するために行われる試験で、主に健康な成人を対象としております。
健康な人の場合に薬を飲んでどれ位の時間で体内に吸収されるか、また副作用は出るかなどを調べます。

2.第2相試験(フェーズ2)

この段階は、安全性と用量を確認するために行われる試験で、主に患者さんを対象としております。
例えば、かぜ薬の試験なら風邪を患って診察に来た患者さんに使われます。
風邪をひいている患者さんに使って、副作用は無いか、どれくらいの量を投与しても大丈夫かを調べます。

3.第3相試験(フェーズ3)

治験の最終段階です。主に薬の有効性(効き目)を確認するために行われる試験で、
患者さんを対象に行われます。
例えば、かぜ薬ならば、ちゃんと効くのかどうかです。

治験参加の流れ

①治験ボランティアに登録

②条件に合う治験に参加申し込み(治験が行われる約1カ月前位~)

③事前検診(治験が行われる1~2週間前)

④治験参加

⑤収入GET!

治験に参加するメリットは?

1.本人の自由意志で参加が出来る。
(一度参加を決めた後でもいつでも取りやめる事ができ、またそれにより不利益を受けるような事も一切ありません。)

2.最先端の治療を受ける機会があります。
新しい薬や治療法を試すことができるので、病気の苦しみから抜け出せるかもしれません。

3.健康状態の把握・病気の早期発見に役立ちます。
健康状態をチェックしてもらえるので病気の早期発見につながるかも。

4.治験参加中は、様々な制限やルールがあるため、その負担を軽減する目的で
負担軽減費(結構な収入になったりします)が支払われます。

5.治験に参加することで、様々な検査を無償で受けられることがあります。

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